島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

 

f:id:lulilala:20220610024953j:image

お腹が空いたので、出雲大社の目の前にある「そば処 田中屋」へ。出雲名物のひとつ、出雲そばが食べられる。長い傘を手にしていたら、お店の人が受け取って他の客の傘を混ざらないようにしてくれた。

f:id:lulilala:20220610024959j:image

テーブルに絵本があったので見たら紙芝居だった。もちろん内容は、出雲ならではのもの

f:id:lulilala:20220610025013j:image

私が選んだのは三色割子そば。蕎麦の上にとろろ、揚げ玉おろし、温泉卵がトッピングしてある。出雲そばは、色が黒く蕎麦の香りが強い。私はそういう蕎麦が大好きなので、思わずもう1枚おかわりしてしまった。出雲そばねえ…と正直期待していなかったけれど、思いがけず美味しいものに出会えて嬉しい。「名物にうまいものなしというのは嘘」と影艶も言っていたよね…

接客も気持ちよく店内はきれいで、その点でも大満足。次回もまた田中屋に行きたい。

そば処 田中屋
http://tabelog.com/shimane/A3202/A320201/32000025/

f:id:lulilala:20220610025028j:image

満腹なのに、そのビジュアルにやられて買ってしまった福乃和のおふく焼き。かわいい~とか思ってたけど、こうしてよく見るとイボイボが蓮コラっぽいね…

福乃和
http://tabelog.com/shimane/A3202/A320201/32004035/

これらでお腹いっぱいになってしまったので、私は晩ご飯はなし、夫はラーメンを食べに行っていた。

 

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

 

f:id:lulilala:20220610024302j:image

次に向かったのは、稲佐の浜。国譲り国引き神話の舞台で、神在月八百万の神々がやってくるのをお迎えする神迎神事が行われる神聖な場所。普段はふつうの砂浜として、夏には海水浴客で賑わい、「日本の渚百選」にも選ばれている。砂浜にひときわ目立つ、王蟲にしか見えない島は「弁天島」。

ここで、国譲りの神話についてざっくりと説明。

アマテラスが出雲の豊かな国を見て、「あの国すごく豊かでイイナー…、つかあいつ私の子孫でしょ?譲るべきじゃね?」と支配者オオクニヌシに使者を送るも、使者がことごとく懐柔されて失敗。業を煮やしたアマテラスは、第3の使者として最強の神タカミカヅチを送った。

ウ・ン・チ・ク
イザナミ八百万の神を次々産み、最後に火の神であるカグツチを産んだとき、大やけどを負って死んでしまう。怒り悲しんだイザナギカグツチの首をはね、そのとき噴出した血から産まれたのがタケミカヅチとされている(諸説ある)

f:id:lulilala:20220610024333j:image
f:id:lulilala:20220610024330j:image

アメノトリフネに乗ってやってきたタケミカヅチは、この稲佐の浜で、突き刺した剣先にあぐらをかいて座り、オオクニヌシに国譲りを迫った。オオクニヌシが「息子たちにきいてみる」とはぐらかしたので、息子のコトシロヌシに訊ねると、「ボク争い事は好きじゃないんだよね~」と譲ることを勧める。しかし、もうひとりの息子タケミナカタは、譲ることに大反対。タケミカヅチに戦いを挑むも返り討ちに合う。そんなこんなで国譲りが成立してしまった。

f:id:lulilala:20220610024403j:image
f:id:lulilala:20220610024400j:image
f:id:lulilala:20220610024405j:image

タケミカヅチとの勝負に敗れた、オオクニヌシの息子タケミナカタ。とっても力持ちでとっても大きい。あまりに大きいので、神無月にタケミナカタだけは出雲へ出向かなくて良いらしい。

また、コトシロヌシはヒトコトヌシと同一という見方もあるらしい。メガテンではこんな姿で出てきた。豚…?3あたりからはもう少しシュッとした感じになっていたはず。質問されたときに釣りをしていたり、国譲り後は海にもぐってしまったりというイメージから、えびす様のモデルと言われている。

f:id:lulilala:20220610024422j:image

弁天島は、地元の人には「べんてんさん」と呼ばれて親しまれ、旧暦6月15日には「灘祭り」が行なわれているとか。『あたらしい出雲旅行』の表紙にもなっている。少し前まで松があってそれがまた良かったのだけど、朽ちてしまったらしい。残念だけど仕方ない。

f:id:lulilala:20220610024430j:image

本当に絵になる風景。

次に向かったのは、島根県立古代出雲歴史博物館。ここも今回の旅で、特に行きたかったところのひとつ。

f:id:lulilala:20220610024440j:image

現在の出雲大社本殿の高さは24メートル(これでも高い)だが、かつてはその4倍の96メートルあったと言われている。

明治時代から研究者の間では「当時の木造建築技術でそんな高さの建造物を建てるなんて、無理無理!ぶっちゃけ神話だし~?」と思われてきた。それがなんと、2000年、出雲大社拝殿の北側で巨大な3本ひと組の柱根が発掘されたため、一気に現実味を帯びた話になってきた。

直径約1.35メートルの杉の柱を3本束ねたもので、鎌倉初期の造営と推定。そしてその柱や文献をもとにつくられたのが、この模型。古代出雲大社本殿の1/10スケールだが、それでもかなり大きい。

f:id:lulilala:20220610024513j:image

また、雲市斐川町(当時は簸川郡斐川町)で出土した358本もの銅剣の数々も展示されている。出土した場所は、荒神谷遺跡として国の史跡指定に。

f:id:lulilala:20220610024523j:image

さらに、雲南市加茂町岩倉の丘で発見された39個の銅鐸。この場所は、加茂岩倉遺跡は国の史跡指定となった。

は~!ほ~!と感心しながら妄想をふくらませていたら、ついに雨が降ってきてしまった。

f:id:lulilala:20220610024530j:image

ここいらでお茶にするかーと向かったのは、博物館の中にある maru cafe。ここでは、勾玉クッキー付きのカプチーノを。いくつか選べたけれど、やはりここは博物館のキャラクターである雲太くんと出雲ちゃんにした。カフェはガラス張りで明るく、静かでとても落ち着ける

f:id:lulilala:20220610024546j:image

時間があれば、もう少しゆっくりしていきたかった。つづきます。

 

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

 

f:id:lulilala:20220610023355j:image

日御碕神社の神域として、神職以外の一般の立入りは禁止されている島。宮司が年に1度だけ船で渡る。

f:id:lulilala:20220610023405j:image

ぜんざいで暖まったので、車で日御碕へ。一畑バスでも行ける。出雲大社からは20分ほどかかる。

f:id:lulilala:20220610023419j:image

日御碕神社の鳥居はちょっと地味だけど、

f:id:lulilala:20220610023427j:image

社殿は鮮やかな朱色!

f:id:lulilala:20220610023435j:image

ここは『出雲国風土記』に「美佐伎社」と記される古い神社。神の宮に素盞嗚尊(スサノオノミコト)、日沈宮に天照大御神アマテラスオオミカミ)が祀られている。

日沈の宮というのは、伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守る」ようにとの勅命を受けた神社だかららしい。と言っても、月読命ツクヨミノミコト)が祀られているのではないんですね。余談だけど、ツクヨミって古事記でもほとんど記述がないし、影の存在のような扱いをされているしなんだか気の毒…(山岸凉子の『月読』の印象が強い…)

現在の社殿は、日光東照宮建立の翌年、寛永14年から徳川三代将軍家光によって幕府直轄工事として着工され、7年をかけて完成。360年も前の建物なのに、とても美しい。

f:id:lulilala:20220610023458j:image
f:id:lulilala:20220610023500j:image

かわいい

f:id:lulilala:20220610023510j:image

これは日御碕神社の裏手にあるお稲荷さん

f:id:lulilala:20220610023519j:image

狐さんの前足の開き方がかわいかった。家の猫を思い出して恋しくなる

f:id:lulilala:20220610023530j:image

日御碕神社から遊歩道が伸びていて、10分~15分も歩くと日御碕灯台が見えてくる

f:id:lulilala:20220610023538j:image

断崖絶壁。柵もないのですぐ際まで行ける。そこらじゅう火サスのクライマックス現場

f:id:lulilala:20220610023548j:image

日本一高い灯台だそう

f:id:lulilala:20220610023556j:image

らせん階段で上へ。この階段がめちゃめちゃ急でかなり大変だった

f:id:lulilala:20220610023604j:image

つい杉本博司の水平線もどきを撮りたくなってしまう。天気が良かったら、青い空に真っ白な灯台コントラストが美しかったろうなあ

f:id:lulilala:20220610023612j:image

また遊歩道を歩いていくと

f:id:lulilala:20220610023623j:image

出雲松島と呼ばれている景色が見られる。とにかく日御碕は眺めが最高!

f:id:lulilala:20220610023634j:image
f:id:lulilala:20220610023631j:image

「田舎あるある、食べ物干しがち♪」などと歌いながら

f:id:lulilala:20220610023642j:image

日御碕灯台から元来た道を戻ると、途中に日御碕海岸を眺められるちょっとした場所があったので、車を停める

f:id:lulilala:20220610023646j:image

グラデーションが美しい。つづきます

 

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

 

島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

 

f:id:lulilala:20220610002553j:image

正面鳥居から大鳥居を望む

f:id:lulilala:20220610002604j:image

朝イチで出雲大社に行きたかったので、4時半起きで出雲空港ニッポンレンタカーに向かう(松江駅前店は開店が遅いため)。出雲縁結び空港という名前のとおり、県をあげて縁を結びにかかってきているのがわかる。でもまあ、縁結びといっても恋愛の縁結びだけでなく、友情だったり仕事だったり、縁には様々な種類があるわけで、まあいいんじゃないですか、しまねっこ可愛いし、と上から思ったりした。

f:id:lulilala:20220610002617j:image

正面鳥居を通り過ぎると、本殿に向かって下り参道があらわれる。全国的に珍しいらしく、理由を調べたけれどこれといった記事は見当たらなかった。インターネットで調べると、「へりくだることを参拝者に伝えるため」という理由が主流のようだ。ただ、この記事

出雲大社は作法や風習に独特のものがあり特に注連縄は通常とは逆の巻き方であるということが知られています。この参道の作りも逆。ふと思い至ったのが、普段の生活で通常のものの逆を行うこと(左前、逆さ屏風etc.etc.)は良い事ではないといわれますが、それらは死者の風習であるからです。

は、興味深かった。

出雲大社のご神体は、正面を向いていない。国譲りなんて言われていても、大和朝廷による侵略であることは明白で、その上で侵略者側が書いた日本書紀古事記であり、建造した出雲大社なのだから、そういう不吉とされていることが見受けられるのも想像できなくはない。

そんなことに思いを馳せていると、あっという間に時間が過ぎていく。これだから古代史は楽しいよネ…。

ちなみに、そんな因縁がずっとあった出雲の宮司さんと、大和朝廷の末裔であるところの皇族の姫君が結婚されたということで、歴史的な出来事としてインターネットでもざわめきがわき起こり、私自身かなり興奮したのを覚えている。何しろ2千年ぶりの和解なんだから。

f:id:lulilala:20220610002723j:image

写真に戻ります。下り参道の途中にある浄(きよめ)の池。ヤマガラカワセミなどが水浴びに来る野鳥スポットらしい

f:id:lulilala:20220610002741j:image

出雲大社主祭神は、大国主命オオクニヌシノミコト)。彼が因幡の白ウサギを救ったというエピソードから、敷地内にはたくさんのうさぎがいる。わりと最近のもののようだけれど、とてもかわいらしく和む

f:id:lulilala:20220610002754j:image

ちなみに大国主命は、大物主(オオモノヌシ)・大己貴(オオナムチ)とも呼ばれている。そこで、誰も求めてないのに載せますけど

女神転生シリーズのオオクニヌシ

オオクニヌシの名前で正式に悪魔として登場したのは「偽典・女神転生」だが、それ以前にも「女神転生2」にオオナムチ、「真・女神転生」にオオモノヌシとして登場している。
デザインは偽典の頃は出雲の蛇神オオナムチのイメージが色濃く人頭蛇身という異形だったが、「真・女神転生Ⅲ」以降は武装した美青年の姿で固定されている。なお、国造りの仲間であるスクナヒコナと絡むエピソードはほとんどなく、辛うじて葛葉ライドウシリーズで作品を跨いで同じ目的を掲げる姿が描かれている。

f:id:lulilala:20220610002933j:image
f:id:lulilala:20220610002935j:image
f:id:lulilala:20220610002930j:image

記紀神話で八十神に二度殺されたり、イニシエーション的なエピソードが多い為かはわからないが、女神転生シリーズのオオクニヌシは、黄泉や死との関連付けが強く、偽典では黄泉を支配する国津神の代表としてオセと戦い、「デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王」では別件依頼において常世オオクニヌシとして顕現し、日本を死人の国にすることを宣言してライドウと刃を交えている。

正直あんまり使ったことがないオオクニヌシ。ちなみに出雲の神々は「国津神」として LIGHT・CHAOS に属している。アマテラスなんかは「天津神」として LIGHT・LAW に属す。そして神話に基づいたエピソードが用意されていて、中2心をくすぐられるのです…。だいぶ脱線してきたので戻します

f:id:lulilala:20220610002952j:image

オオクニヌシには、八十神(ヤソガミ)という何十人もの兄がいて、その兄さんたちにパシリにされていたので、こんな風に(兄さんたちの)荷物を背負っている

f:id:lulilala:20220610003005j:image
f:id:lulilala:20220610003007j:image

光る玉やー!

f:id:lulilala:20220610003017j:image

本殿に向かう途中にある馬。牛もいる。神様の乗り物なので「神牛」と「神馬」といい、馬の方は子宝安産のご利益がある、というのを今調べて知った…。牛の方は、頭を撫でると学力がアップするといわれているらしい。牛の方を触りたかった。もう…電話してよ…

f:id:lulilala:20220610003027j:image

出雲大社と言えば、この注連縄

f:id:lulilala:20220610003037j:image

朝早かったので、朝礼?を見られた

f:id:lulilala:20220610003050j:image

十九社本殿。神在月(旧暦の10月)に、八百万の神々が宿泊する場所らしい。ちょっと狭いような気もする

f:id:lulilala:20220610003101j:image

出雲大社御神体の神座が西向きで、参拝者から見ると横向きになっているそうなので、御本殿の周りをぐるりとまわる。

f:id:lulilala:20220610003110j:image

後ろから見る本殿がとても美しい。なぜ正面を向いていないのか、その謎については「出雲大社へ行こう !」の「出雲大社御本殿と天井八雲之図の謎」に、わかりやすくまとまっているので参照してください

f:id:lulilala:20220610003123j:image
f:id:lulilala:20220610003126j:image

拝むうさぎが可愛かった。こちらが正面なのかも

f:id:lulilala:20220610003137j:image

御本殿の隣の敷地にあるのが、出雲大社の結婚式場「神楽殿

f:id:lulilala:20220610003153j:image
f:id:lulilala:20220610003156j:image

たまたま出雲大社献茶祭の日(表千家)で、着物を着た人がたくさん

f:id:lulilala:20220610003206j:image

参拝を終え、寒さと空腹でフラフラ歩いていると、出雲大社の正面にある「出雲ぜんざい餅」の店頭でできたてお餅をまるごと1つ試食させてくれた。美味しかったので入店。損して得とれとはこのことだなあと話しながら、温かいぜんざいをいただく。

出雲はぜんざい発祥の地だそうで、ぜんざい屋さんがたくさんある。一番有名なのは、「日本ぜんざい学会 壱号店」で、ガイドブックにも必ず載っているお店なため、平日で天気が悪かったのにもかかわらず大行列していた。

f:id:lulilala:20220610003214j:image

ちなみに鳥取のスタバが最近やっとできたとニュースになっていたが、島根にはすでにある。出雲大社前にあってオシャレ

f:id:lulilala:20220610003220j:image

オリジナルのIZUMOマグもある

メガテンのせいで)長くなってしまったので、一旦区切ります。

 

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

川京で創作郷土料理を楽しむ

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

 

f:id:lulilala:20220609235631j:image

松江の宍道湖は、海の水がまじっている汽水湖なので色々な魚介が生息していて、中でも「宍道湖七珍」とよばれ珍重されてきたのが、シジミ、ウナギ、モロゲエビ、スズキ、コイ、シラウオアマサギ(ワカサギ)の7種。シジミは特に有名で、宍道湖しじみ館という施設まである*1

松江周辺にはその宍道湖七珍が食べられるお店がいくつかあって、その中でも凝った料理と気持ち良いサービス、リーズナブルな値段で人気なのが、「川京」というお店。松江に初めて行くからには、絶対食べたいと思って事前に予約していた。カウンター席のみの小さなお店なため、平日でも予約は必須です。

f:id:lulilala:20220609235712j:image
初めての人にも常連にも人気なのが、コース料理。せっかくなので、B を選択

f:id:lulilala:20220609235730j:image
おつまみも地物を使ったものばかり。島根のすご~いおとうふを食べそびれたなあとこれを見て思い出した…

f:id:lulilala:20220609235749j:image
大将が拡声器を使って料理の紹介。私はわりとお店の人から放っておいてほしいタイプなのだけど、旅先ではこういうのも楽しい

f:id:lulilala:20220609235803j:image
つきだしは、板わかめ、干しホタルイカ、かわり枝豆を、かつおぶしとトロミのある醤油(しじみ醤油?)で和えたもの。板わかめというものを初めて食べたけれど、パリパリしてとっても美味しい…!これはお土産に買わねばと、心に誓う

f:id:lulilala:20220609235819j:image
紅ガニ、白バイ、亀の手

f:id:lulilala:20220609235840j:image

亀の手たべるとか日本人の食への探求心ハンパないな…と思って小さく盛り上がっていたら、「それ名前が亀の手なだけで、本当は岩場にはりついているフジツボのようなものなの」と言われた。甲殻類なんだそう。味が濃くおいしい

f:id:lulilala:20220609235853j:image
そしてこのお店の名物、うなぎのたたき。これが本当に美味しい!8種類の薬味と秘伝のたれを使っていて、お酒が進みまくりそうな味

f:id:lulilala:20220609235907j:image
そして、おたすけしじみと赤貝の煮つけ。赤貝と言っても、こちらの赤貝はサルボウとのこと。やたらと大将が、シジミの健康効果について教えてくれる。「普通のお店ではシジミの味噌汁くらいしか出てこないけれど、ウチは試作に試作を重ねて作り出した自信作」というのも納得の美味しさ。おじやに使うため、おつゆは残しておくようにと言われる

f:id:lulilala:20220609235923j:image
ちなみにお店のお酒はすべて地酒。地元の焼酎も

 f:id:lulilala:20220609235935j:image

これは、おろちの火祭り。ほかにも生酒を頼んだかな。どれもおいしかった

f:id:lulilala:20220609235949j:image
これは私が頼んだノンアルコールのかんきつの飲み物

f:id:lulilala:20220610000002j:image

さて刺身の盛り合わせ。これも近くで獲れるもので、説明をうけたけど忘れてしまった…。こちらでは見かけない魚づくしで、遠くに来た感があり嬉しい

f:id:lulilala:20220610000014j:image

そして、スズキの奉書焼き。ふっくらしっとりとしてとても美味しい。ここで大将から「料理写真にはストーリーがないとダメなの」と教授され、撮ったのがこちらになります

f:id:lulilala:20220610000024j:image

赤てんと手長海老の唐揚げ。赤てんは島根のソウルフードだそうで、ハムカツの代わりにつくられたものらしく、お弁当は家庭料理によく使われるとのこと。ちょっとピリ辛なのがおいしい。これもお土産に買いたいと思いながら食べる

f:id:lulilala:20220610000033j:image

自家製ぬかづけ。これがまた美味しく、なんだかほっとする

f:id:lulilala:20220610000042j:image

先ほどのシジミと赤貝の煮つけで残しておいたおつゆを使って作った雑炊で〆

f:id:lulilala:20220610000052j:image

最後に季節の果物(撮り忘れ)とお茶と落雁

大将だけでなく、女将と若女将のあたたかい接客もまた嬉しく、出張でひとりで来たというお客さんも楽しそうに食事をしていた。とても楽しかったし美味しいお店。おすすめです。

この後、ちょっと温泉にでも入りたいと調べると、松江周辺で夜遅くまでやっていて、温泉のみの利用ができるのは、松江ニューアーバンホテルの展望温泉だけだったので、そこへ直行。23時半まで営業している

f:id:lulilala:20220610000102j:image

1日目の疲れを洗い流し、ぷらぷらと宿まで歩いているとコンビニの前にかわいい猫が。かわいいねー良い猫だねーと声をかけていると、お店から出てきたサラリーマンが笑いながら「その猫、手を出すとパンチしますよ(笑」と声をかけてきて笑った。翌日は朝4時半起きなので、早々に就寝

 

川京 (かわきょう)
http://tabelog.com/shimane/A3201/A320101/32000203/

 

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

*1:閉館しました

島根鳥取旅行1日目

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

 

特急やくもという電車

f:id:lulilala:20220609234108j:image

東京から岡山まで新幹線で行き、「特急やくも」に乗り換えて、松江まで行く。レトロな車体がかわいい…!とテンションが上がるも、すぐその異様な揺れに困惑することになる。

よく京急が暴走列車で揺れがひどいなどと言われるが、その比ではないほどやくもは揺れる。学生時代、京急横浜〜戸部のカーブで電車酔いしていた三半規管の弱い私は、もちろん酔った。ためしに「特急やくも 揺れる」で検索すると、たくさん記事が出てくる。写真をインスタにアップしたら「結構ゆれる」というコメントが付いていた。

12時半、松江着。空気が柔らかく身体が楽な土地で嬉しくなる。理屈ではなく身体に合う土地合わない土地というのが私にはあって、島根はどうやら合うっぽい。嬉しかった。

湯町窯

f:id:lulilala:20220609234125j:image

宍道湖北岸沿いを走る一畑電車。来る直前に、映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」の電車だと知った。車窓からの景色はさぞや美しかろうなあとレンタカーから黄色い車体を見つめつつ、湯町窯へ向かう。

f:id:lulilala:20220609234134j:image

湯町窯に着いた。チャイムを鳴らしてもなかなか人が現れず、店内を覗き込んでいると、「どうぞ~」というのんびりした声がスピーカーから聞こえてきた。現れたのは、湯町窯三代目の福間琇士さんご本人。てっきり店番の人が出てくると思ったのでびっくり。

福間さんは、私たちが宝探しや写真を撮っている間、お抹茶やお菓子を出してくださったり、出雲弁、バーナードリーチ、棟方志功、いろんな話をしてくれ、とても楽しい時間を過ごさせていただいた。また、旧知の方が我が家の近所で喫茶店をされているそうで、その偶然にも驚いて話が盛り上がった。

写真を一緒に撮らせてくださいとお願いすると、顔を赤くして照れていたのがとても印象的で、その写真はここには載せないけれど、この旅で一番の思い出となった。

f:id:lulilala:20220609234155j:image
出雲弁ポスター。西の横綱「だんだん」は「ありがとう」の意味。福間さん、だんだんね~!

f:id:lulilala:20220609234231j:image

湯町窯のすぐそばに、平安時代から三名泉(『枕草子』)とされ、規模、歴史ともに島根県随一の山陰を代表する温泉地である「玉造温泉」がある。時間はなくとも足湯くらいしていきたいと寄り道。100円でタオルを販売しているので、無計画にふらりと立ち寄っても大丈夫。

f:id:lulilala:20220609234244j:image

お昼を食べていなかったため、たこ焼き 櫻でねぎ焼きとタルタルのたこ焼きを食べた。美味しかったし、良い時間の使い方をした。ちなみに玉造温泉は縁結びのパワースポットらしく、公式サイトも女性向けな雰囲気。

f:id:lulilala:20220609234256j:image

玉造温泉から南下すること20分ほどして、須我神社に到着。

須我神社

古事記』によれば、須佐之男命は八岐大蛇を退治した後、妻の稲田比売命とともに住む土地を探し、当地に来て「気分がすがすがしくなった」として「須賀」と命名し、そこに宮殿を建てて鎮まった。これが日本初の宮殿ということで「日本初之宮」と呼ばれ、この時に須佐之男命が詠んだ歌が日本初の和歌ということで、「和歌発祥の地」とされている。(Wikipediaより引用)

はい、スサノオさん出ました。メガテニストには破壊神でお馴染みですね。

f:id:lulilala:20220609234312j:image

仲魔はタルカジャ支援の戦い方が多いからスサノオ使ったことない

f:id:lulilala:20220609234345j:image

基本カオスルートなのであんまりアマテラスも使ったことない

f:id:lulilala:20220609234354j:image

使えないので使ったことない

f:id:lulilala:20220609234423j:image

中盤の回復役で結構つかえるしビジュアルも良いのよね (ところで最初女神だったのに途中から地母神になったよね…)

高天原で暴れたスサノオが、姉さんのアマテラスの怒りを買って追放され、たどり着いた場所で、ヤマタノオロチの生贄にされそうな美しい娘に出会う。それがクシナダ姫(美人)。奮起したスサノオは見事ヤマタノオロチを討ち果たし、クシナダ姫を妻に娶った。そして八雲山の頂上で、風景を眺めながら詠んだのが『八雲立つ 出雲八重垣妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を』という、日本で初めての和歌なのです。

f:id:lulilala:20220609234434j:image

そう、あの『八雲立つ』の元ネタ…!もちろんこの漫画の前から神話は知っていたけど、この漫画以後は憧れが特に強まりましたわね…。というわけで、鼻息荒くしながら参拝。しかし、場所が離れているからか参拝客が誰一人いなかった。日本初之宮なのに…。

f:id:lulilala:20220609234444j:image

日本初之宮の石碑

f:id:lulilala:20220609234457j:image

掃き清められてとても明るい気持ちになる境内

f:id:lulilala:20220609234510j:image

山陰に多いお尻をあげた狛犬で、出雲型と呼ばれる。これは穴まである

f:id:lulilala:20220609234529j:image

八雲立つだウオオオ」とずっと小声でつぶやいていた(不審者)

f:id:lulilala:20220609234540j:image

絵馬にも和歌

f:id:lulilala:20220609234549j:image

右奥にある急な階段と坂道をひたすら登っていくと、禁域が。時間がないので挨拶をした後、急いで下山。車で10分しない距離に、奥の宮への入り口がある

f:id:lulilala:20220609234606j:image
八雲山登山口。奥の宮はここから登る。入り口にある杖を借りて、いざ

f:id:lulilala:20220609234617j:image

のどか…

f:id:lulilala:20220609234626j:image
しばらく登ると鳥居が見えてきた。ここから神域という感じで身が引き締まる

f:id:lulilala:20220609234634j:image
みそぎ場。ひんやりとした空気が吹き下ろしてきて心地良かった

f:id:lulilala:20220609234643j:image
竹の柄杓

f:id:lulilala:20220609234652j:image
神域といってもとても明るい雰囲気で、まさに”すがすがしい”という言葉がぴったり

f:id:lulilala:20220609234702j:image

急な階段。杖がないときつく息が上がる。後から来た老夫婦が、我々を追い越してすいすいと登って行った。杖なしで…

f:id:lulilala:20220609234712j:image
八雲山の岩神様、夫婦岩に到着。一番大きいのが須佐之男命、中くらいが奇稲田比売命、小さいのが子どもの清之湯山主三名狭漏彦八島野命と言われていて、この3つが寄り添っている。

堪能したのち下山するかと思ってふと見ると、横道が。ずんずん進んでいくと、どんどん険しい坂道や階段が現れる。しばらく無言で登り続け、そろそろ頂上きたんじゃない系?と思いきや

f:id:lulilala:20220609234723j:image
6番目の位置だったという…。次は朝イチで来て、八雲山の頂上に辿り着きたい。晴れた日には宍道湖から中海、大山や隠岐島まで見えるそう。山霧や雲海が眼下に広がることもあるらしい。

f:id:lulilala:20220609234745j:image
和歌が刻まれた石が設置されている

f:id:lulilala:20220609234755j:image
水音と風の音しか聞こえない

f:id:lulilala:20220609234804j:image
秋の日は釣瓶落とし

f:id:lulilala:20220609234815j:image
次に向かったのは熊野大社。ここの周りも雰囲気抜群

f:id:lulilala:20220609234826j:image
熊野大社奈良時代天平5年(733)に編纂された『出雲風土記』にすでに「熊野の大社」と記されている古い神社で、出雲大社より前に一の宮とされていた。

歴史も古いし、熊野大社が祀っているのはスサノオで、出雲大社は義理の息子のオオクニヌシなので、熊野大社の方が格上扱いらしい。

毎年10月15日に出雲大社宮司が、その年に収穫したお米で作った1メートルもある神餅を熊野大社に渡し、引き換えに臼と杵(ヒキリウスとヒキリキネ)で起こされた神火を受け取るという「鎮火祭」が行われる。でも熊野大社側は、餅の出来に毎回文句を言ってなかなか神火を渡さないそうな。

毎回ケチつけるってどんな儀式よ…と思わず笑ってしまうけど、神火は、熊野大社宮司さんが臼と杵をひたすらこすり合わせ摩擦熱でおこす大変なものなんだとか。

最近は縁結び関連で、観光客もまあまあいる。外国人観光客の姿もちらほら。

f:id:lulilala:20220609234855j:image
日本むかし話のような風景

f:id:lulilala:20220609234902j:image
八重垣神社は時間切れ(17時まで)のため、18時までの袖師窯まで急いで向かうと、ろくろを回す職人さんの姿が

f:id:lulilala:20220609234908j:image
お店で器を選んだ後、外から覗いていると「中にどうぞ〜」と招き入れられ、お言葉に甘えることに。細かい作業のところは息を止めないとならなくて、「でもそれやると身体に負担がかかるから先代は早く亡くなっちゃってね〜自分はそれやらないの。息吐いちゃう。フフッ」とかサラッと大変なことを話されて、器好きとしては全霊でありがとうございます…!という気持ちに。短い滞在時間でもとても楽しかった。

夕食の予約が19時なので、慌ただしく移動→チェックイン→荷物置き→お店へ。つづきます

 

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

島根鳥取へ行く前のこと

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)

 

10月30日〜11月1日まで島根と鳥取に行ってきました。引きこもりが珍しく遠出したので旅日記をつけることに。

f:id:lulilala:20220609030348j:image

行先選びと旅の目的

何しろ3年ぶりくらいの遠出なので、行きたいところがありすぎてどこに行くかで迷いまくる。最終的に候補は和歌山と島根に絞られ、お祝いムードが続いていて神様も神在月までそのまま居残ってそうな出雲周辺ということに。

夢見がちで妄想癖のある子供であった私は、神話や伝承が色濃く残る出雲地方には強い憧れがあり、今回の旅行は憧れの地をめぐることが一番の目的となった。それと島根は器の窯元もあるわね、何か良いものに出会えたらうれしいわね。

 

情報収集

旅先が決まると、まずは島根や鳥取のガイドブックを図書館で読んだり、ガイド本を買ったりした。土地勘が全くなく距離感もつかめないので、地図を眺めたり、人気スポットをインターネットで調べたりいろいろしてみた。まだテキストサイト全盛期だった頃は旅行日記が探しやすかったけれど、最近はそういう日記を書く人が少なく、個別の口コミは見つかるけれど日程や流れがわかるような情報はなかなか探しづらい。

買った本

『あたらしい出雲旅行』

出雲出身の著者が地元民ならではの出雲を紹介している本。写真もきれいで見ているだけでわくわくしてくる。

参考にしたサイト

ある程度行きたい場所の目星がついたところで、島根のアンテナショップのインフォメーションカウンターへ。「島根へ遊びに行きたいと思ってるのですが…」と話しかけると、はいはいと椅子をすすめられ、移動手段や行きたい場所など簡単にヒアリングされたあと、色々なプリントを用意して親切丁寧に説明してくれた。その時期だけのイベントや、地元を知っている人ならではのおすすめ情報も教えてくれる。

 

移動手段

現地へは、普通なら時間優先で飛行機。でも最近はサンライズ出雲が大人気。他には新幹線を使う手もある。私は電車の旅が好きだけれど、寝台車では眠れないし夜行だと外が見えないと思い、新幹線で行くことを選んだ。

しかし乗車券を購入してもらってから、島根が意外と遠くにあることを知る。東京駅6時半発で、松江に着くのは12時半。まさかそんなに時間がかかるとは…。知るの遅すぎでは?という感じですが、なんとなく近くに感じていたんです。次に行くときは飛行機にしよう…。

また、当初、現地での移動手段は公共機関を使うことを考えていたものの、島根は車がないとキツイという口コミしか見かけなかったので、最終的にレンタカーを申し込んだ。

 

キャットシッター選び

f:id:lulilala:20220609030323j:image
1泊以上するため、キャットシッター探しをする。

猫は、自分の匂いがする狭い縄張り内で安心して過ごすことができる生き物なので、ペットホテルや他人の家へ預けることはしたくなかった。それに4匹いるからね…。

初めて猫を飼った時にDVDを観て以来、頼むならこの人かつながりのある人にしようと決めていたのが、キャットシッター南里さん。

彼女が代表の「猫の森」はキャットシッターのパイオニアで、猫と共生するための様々な活動をしている。

ただ対応エリアが私の住む場所から離れているため、自分のエリア内で南里さんのところで勉強したシッターを探したところ、見つけたのが「キャットシッターnear」だった。動物取扱業者として正規登録し、看護士の資格を持っていて、イベントやセミナーで講師として活動もされている。 ※現在は閉業しています。

見知らぬ人に鍵を預ける必要があるので正直不安はあった。でも打ち合わせで実際に顔を合わせ話をし、猫への接し方を見たことと、我が家の猫が去年とても世話になった病院で看護スタッフとして働いていたこともあるという話を聞き、安心して任せられると思った。

f:id:lulilala:20220609030157j:image
ちなみにBiziCardというアプリで4匹分の画像を作ってプリントしておいたら、喜ばれた。コンビニで簡単プリントできる。

というわけで、旅立つ前にしたことはこんな感じ。1日目の日記につづきます。

 

  1. 島根鳥取へ行く前のこと
  2. 島根鳥取旅行1日目
  3. 川京で創作郷土料理を楽しむ
  4. 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
  5. 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
  6. 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
  7. 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
  8. 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
  9. 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
  10. 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)