晴れて汗ばむ陽気。夫が友人とのラーメンツアーに出かける前に起きてマロのオムツ交換をする(二人でやった方が格段にラクなので)。投薬をして、家の掃除と植木の水やりを済ませ、出かける支度。久しぶりにキノシネマへ向かった。
今日観た映画は「旅と日々」。三宅唱監督の最新作で、原作はつげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」。脚本家の李(シム・ウンギョン)は仕事に行き詰まりを感じ、北国へ旅に出るのだが……という話。
監督の前作「夜明けのすべて」が好きだったので観ました。しかし画面の暗いシーンが多く猛烈に眠気が……。何度もあくびを噛み殺してしまいましたが、後半からようやく目が覚めてきました。
前半は、河合優実が「求められている河合優実っぽさ」に完璧に応えていて、もう良いのよと思わなくもなかったけど、劇中劇だからあれくらいやってたのかな。あと最後ホラーでした。海舐めたら死ぬのよ。
後半は好きです。李が口で話す日本語も、頭で話す韓国語も心地よい。フィルムカメラの音。トンネルを抜けたらそこは雪国。曇るメガネ。近づくサイレンの音。堤真一には全く気づきませんでした。W史郎には笑いました。
この映画のタイトルや言葉についてのくだりは、日本に生まれてずっと暮らしている私と異国で暮らす外国人とは感覚がだいぶ違うと思うし、言葉を生業にしているわけではないし、猫がいるから旅行もそんなに行かないし、眠かったしで上手く咀嚼できませんでした。
でも、最後に李の表情を見て私の心もパッと明るくなった。それは確かに、この映画を最後まで見てよかったと思えるものでした。
もう一度家でじっくり観たいです。

キノシネマの下にスタバがあってそこを通過していたら、友達からスタバのスープチーノが美味しかったとLINEが。ちょうど軽くお昼を食べたかったから、これ幸いと私も飲んでみることに。さらっと軽く飲めるしフォームミルクで作っているからふわふわでなかなか美味しかった。

マークイズに移動し、ユナイテッドシネマでカードを再発行。中川政七で正月用の祝い箸と干支のおみくじを買い、帰路に着く。

ラーメン屋を2軒ハシゴした後、野毛で飲んできた夫がホクホクしながら帰ってきたので話を聞き、私も映画の話をする。お互い楽しかったことを共有できるのは幸せなことですね。
















