- 島根鳥取へ行く前のこと
- 島根鳥取旅行1日目
- 川京で創作郷土料理を楽しむ
- 島根鳥取旅行2日目その1(出雲大社)
- 島根鳥取旅行2日目その2(日御碕)
- 島根鳥取旅行2日目その3(稲佐の浜~島根県立古代出雲歴史博物館)
- 島根鳥取旅行2日目その4(昼食とおやつ)
- 島根鳥取旅行2日目その5(旧大社駅~出西窯~一畑電車)
- 島根鳥取旅行3日目その1(境港)
- 島根鳥取旅行3日目その2(昼食~美保神社)
正面鳥居から大鳥居を望む
朝イチで出雲大社に行きたかったので、4時半起きで出雲空港のニッポンレンタカーに向かう(松江駅前店は開店が遅いため)。出雲縁結び空港という名前のとおり、県をあげて縁を結びにかかってきているのがわかる。でもまあ、縁結びといっても恋愛の縁結びだけでなく、友情だったり仕事だったり、縁には様々な種類があるわけで、まあいいんじゃないですか、しまねっこ可愛いし、と上から思ったりした。
正面鳥居を通り過ぎると、本殿に向かって下り参道があらわれる。全国的に珍しいらしく、理由を調べたけれどこれといった記事は見当たらなかった。インターネットで調べると、「へりくだることを参拝者に伝えるため」という理由が主流のようだ。ただ、この記事の
出雲大社は作法や風習に独特のものがあり特に注連縄は通常とは逆の巻き方であるということが知られています。この参道の作りも逆。ふと思い至ったのが、普段の生活で通常のものの逆を行うこと(左前、逆さ屏風etc.etc.)は良い事ではないといわれますが、それらは死者の風習であるからです。
は、興味深かった。
出雲大社のご神体は、正面を向いていない。国譲りなんて言われていても、大和朝廷による侵略であることは明白で、その上で侵略者側が書いた日本書紀や古事記であり、建造した出雲大社なのだから、そういう不吉とされていることが見受けられるのも想像できなくはない。
そんなことに思いを馳せていると、あっという間に時間が過ぎていく。これだから古代史は楽しいよネ…。
ちなみに、そんな因縁がずっとあった出雲の宮司さんと、大和朝廷の末裔であるところの皇族の姫君が結婚されたということで、歴史的な出来事としてインターネットでもざわめきがわき起こり、私自身かなり興奮したのを覚えている。何しろ2千年ぶりの和解なんだから。
写真に戻ります。下り参道の途中にある浄(きよめ)の池。ヤマガラやカワセミなどが水浴びに来る野鳥スポットらしい
出雲大社の主祭神は、大国主命(オオクニヌシノミコト)。彼が因幡の白ウサギを救ったというエピソードから、敷地内にはたくさんのうさぎがいる。わりと最近のもののようだけれど、とてもかわいらしく和む
ちなみに大国主命は、大物主(オオモノヌシ)・大己貴(オオナムチ)とも呼ばれている。そこで、誰も求めてないのに載せますけど
オオクニヌシの名前で正式に悪魔として登場したのは「偽典・女神転生」だが、それ以前にも「女神転生2」にオオナムチ、「真・女神転生」にオオモノヌシとして登場している。
デザインは偽典の頃は出雲の蛇神オオナムチのイメージが色濃く人頭蛇身という異形だったが、「真・女神転生Ⅲ」以降は武装した美青年の姿で固定されている。なお、国造りの仲間であるスクナヒコナと絡むエピソードはほとんどなく、辛うじて葛葉ライドウシリーズで作品を跨いで同じ目的を掲げる姿が描かれている。
記紀神話で八十神に二度殺されたり、イニシエーション的なエピソードが多い為かはわからないが、女神転生シリーズのオオクニヌシは、黄泉や死との関連付けが強く、偽典では黄泉を支配する国津神の代表としてオセと戦い、「デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王」では別件依頼において常世神オオクニヌシとして顕現し、日本を死人の国にすることを宣言してライドウと刃を交えている。
正直あんまり使ったことがないオオクニヌシ。ちなみに出雲の神々は「国津神」として LIGHT・CHAOS に属している。アマテラスなんかは「天津神」として LIGHT・LAW に属す。そして神話に基づいたエピソードが用意されていて、中2心をくすぐられるのです…。だいぶ脱線してきたので戻します
オオクニヌシには、八十神(ヤソガミ)という何十人もの兄がいて、その兄さんたちにパシリにされていたので、こんな風に(兄さんたちの)荷物を背負っている
光る玉やー!
本殿に向かう途中にある馬。牛もいる。神様の乗り物なので「神牛」と「神馬」といい、馬の方は子宝安産のご利益がある、というのを今調べて知った…。牛の方は、頭を撫でると学力がアップするといわれているらしい。牛の方を触りたかった。もう…電話してよ…
出雲大社と言えば、この注連縄
朝早かったので、朝礼?を見られた
十九社本殿。神在月(旧暦の10月)に、八百万の神々が宿泊する場所らしい。ちょっと狭いような気もする
出雲大社は御神体の神座が西向きで、参拝者から見ると横向きになっているそうなので、御本殿の周りをぐるりとまわる。
後ろから見る本殿がとても美しい。なぜ正面を向いていないのか、その謎については「出雲大社へ行こう !」の「出雲大社御本殿と天井八雲之図の謎」に、わかりやすくまとまっているので参照してください
拝むうさぎが可愛かった。こちらが正面なのかも
たまたま出雲大社献茶祭の日(表千家)で、着物を着た人がたくさん
参拝を終え、寒さと空腹でフラフラ歩いていると、出雲大社の正面にある「出雲ぜんざい餅」の店頭でできたてお餅をまるごと1つ試食させてくれた。美味しかったので入店。損して得とれとはこのことだなあと話しながら、温かいぜんざいをいただく。
出雲はぜんざい発祥の地だそうで、ぜんざい屋さんがたくさんある。一番有名なのは、「日本ぜんざい学会 壱号店」で、ガイドブックにも必ず載っているお店なため、平日で天気が悪かったのにもかかわらず大行列していた。
ちなみに鳥取のスタバが最近やっとできたとニュースになっていたが、島根にはすでにある。出雲大社前にあってオシャレ
オリジナルのIZUMOマグもある
(メガテンのせいで)長くなってしまったので、一旦区切ります。