2024年3月31日(日)と「オッペンハイマー」で脳疲労困憊

今日も晴れて嬉しい。猫らの世話をした後、フラアニ特別編 葬送のフリーレン大感謝祭〜人の心を知る軌跡を見る。やっぱいいアニメだったなあ。適当にテレビを流しながら来週の献立を決めて買うものリストを作成。家事をして、出かける。

お昼は、軽めにとサブウェイへ。スパイシーえびたまにしたら辛味があって美味しかった。軽めにしたのに眠くなってきてこれはまずいと思ったがあとの祭り。こめかみや眉間のツボを押しまくって映画館に向かった。

今日観た映画は「オッペンハイマー」。クリストファー・ノーランの新作で、原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーを描いた本作品。扱う題材のデリケートさから日本での公開がとても遅くなった。私も今まで彼の作品をほぼ観てきて楽しんできたからこの題材に不安が大きかったし、アカデミー賞でダウ兄がしたことで気持ちが削がれてしまっていたけど、でもやっぱりノーランの新作は観たいゾってことで観てきました。

つ、疲れた〜!オッペンハイマーについては先日NHK映像の世紀で彼についてやっていたのを見ており、映画もほぼ同じ期間について描いていたから大筋は理解できた。ただ登場人物の多さとセリフの応酬のスピードについていくのが超大変。しかもずっと会話が続くから集中力を維持しなければならない。集中が途切れそうになると爆音の劇伴(これがまためちゃくちゃ良い)がそれを許さない。いやー、疲れました。

オッペンハイマーという人について考える。トリニティ実験であれだけの威力を目の当たりにしてもなお、人を大量に焼き殺すものであると分かっていてもなお、原爆を落とすことに賛成する気持ちって何だろう。落とした後、恐ろしくなって「自分の手が血塗られているように感じます」って言っちゃうって。正直、トルーマンの「泣き虫科学者」という言葉には胸のすくような思いがしてしまった。妻であるキティの最後の言葉、アインシュタインの言葉が全てであり、それを言わせたのはノーランの真っ当さのように感じたし、救いのように思った。

この作品は直接的に戦争を批判する映画ではないが、オッペンハイマーや彼を取り巻く人々を通して、核兵器が人には手に余りすぎるものなんだということは伝わってきたと思う。理解の足らない1回目の感想ですが。

しっかしキティの答弁と表情、超カッコよかったよね。

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映画を観た後は、パンフレットを買ってスーパーで買い物をして帰宅。光る君へをリアタイするために急いで風呂に入った。光る君へはわかりやすくあっという間の45分間で脳疲労が癒やされた。段田安則の呆けてる時の演技すごすぎ。来週も楽しみだー。

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なんとなく寒そうにしていたから床暖をつけたらよだれ垂らして寝るキヨコと夫が脱ぎ散らかした靴下の上に乗るマロ。