あけましておめでとうございます。今年も特に何も起こらない日常を淡々と綴るだけの日記ですがよろしくお願いします。
晴れ。物心ついた頃からずっと元日は晴れ。死ぬまで晴れかもしれない。7時に起きて茹で豚バラ塊肉の鍋表面に浮かんだラードを全て取り去り、煮込み開始。猫らの世話をした後、お茶を飲みながら昨夜の紅白を見返しつつ編集する。遅れて起きてきた夫が家の掃除をしてくれている間に、トンポーローの仕上げとお雑煮の支度。
というわけで、元旦の食卓です。出羽屋のおせちは山形の郷土料理が詰められていて楽しく美味しい。
お酒は辰年なので福島は会津若松の辰泉。フレッシュで飲みやすく新年に相応しい華やかさ。
お雑煮。鰤の刺身を霜降りにしたの、せり、かまぼこ、削り節、海苔、丸餅。広島出身の祖父の味。
3時間煮たらほろりと仕上がってくれたトンポーロー。豚肉は煮込めば煮込むほど良い説は本当だ。
食卓につくと、まずお互い新年の挨拶。それぞれ一年の抱負を言ってからお屠蘇を飲む。このスタイルは私の実家でやっていたことを引き継いでいる。これをやらないと正月が来た気がしない。まあ私は毎年、病気や怪我などなく過ごしたいことと減薬をしたいことくらいしか言わないんですが。夫は仕事とプライベートのバランスをうまくとって楽しく過ごしたいと話していた。いいね。
おせちの中に花びら餅も入っていたのでお得だ！と思いながらお茶もする。
お腹がいっぱいになったので散歩も兼ねて初詣へ。気軽に行ける距離に寺社仏閣がたくさんあるのでどうしようかと思ったけどやはり土地神様（仏様）にご挨拶するのがいいねと今年も最寄りのお寺に行く。行列はできていたけど比較的スムーズにお参りすることができた。ちょうど良い散歩にもなって心地よい疲れを感じながら帰宅。
居間に行くと、キヨコがコロコロしていて日向ぼっこ初めだね、今年も可愛いねと褒めて撫でた。
夫が淹れてくれたコーヒーでお茶をしていたら地震速報が入った。続けて家がゆら〜と揺れ始める。さらに入る速報。石川県能登地方の震度6が震度7に、津波警報が大津波警報に変わる。テレビをつけたらNHKのアナウンサーが強い口調で「逃げてください！」と言っていた。思わずTwitterを見続けてしまう。テレビでは緊急地震速報のアラートが鳴り響いている。頭がどんどん痛くなってきて、これは無理だ！とテレビを消してTwitterも見るのをやめにした。床暖と加湿器をつけて部屋を暖かくし、猫らを撫でてからホカホカの床に背中をぴたりとくっつけて目を瞑ると、すぐ眠りに落ちていった。目を覚ますと頭がすっきりとしていて、ほっとする。
風呂に入ってから、晩酌の支度を一緒にする。刺身とおせちの残りと芽キャベツのオイル蒸し再び。かなりもりもりになってしまったが、まあ正月なので良いだろう。
映像の世紀バタフライエフェクト（ビートルズとロックの革命）を見て、音楽が国を動かすまでに影響を与えることってこの先もあるんだろうかと話した。
携帯に届く新たな地震の通知を見て不安になったが眠さに耐えかねて22時過ぎに就寝。
