2023年5月4日(木)仙元山ハイキングの顛末

爽やかに晴れ。早起きして猫らの世話と家事。さすがに暑くなってきた羽毛布団を片付けるべく布団乾燥を、寝具に洗濯乾燥をかけて出かける。向かったのは葉山。逗子駅から逗6のバスに乗り(2番乗り場)、長柄橋のバス停で下車する。

まず、アフロパンで昼食用のパンを買うため意気揚々と店のドアを開けると、エスカルゴバターという一人用サイズのパンが一つと、あとは食パンくらいしか残っていなかった。ガッカリしながら「これを二人で分けるしかないね……」と、一つのパンと紙パックのカフェオレとりんごジュースをトレーに乗せてレジ待ちしていたら、なんとハムとチーズのサンドイッチが追加で運ばれてきた。嬉々としてサンドイッチ2つをトレーに追加し会計。店を出てから「神様の思し召しじゃあ」「神様は我々を見捨てないでいてくださった」などと言いながら、葉山教会側から仙元山に登り始める。いきなりものすごい急坂が現れたが、テンションが高まっていたのでそこまで苦労することなく登ることができた。

ほどなくして山頂に到着。山頂からは海の青と山の緑がとても美しく、遠くまで見渡せて本当に気持ちがいい。テーブルと椅子が空いていたのでそこに腰掛け、買ってきたパンと飲み物を出して早速頂く。サンドイッチを一口かじって、そうだ写真を撮っておこうとカメラを向けたら、周りの人たちが「来ますよー!来ますよー!」と叫んでいる。「?」と思いながら1枚撮った瞬間、手にあったサンドイッチがなくなっていた。見るとトンビが私のサンドイッチを持って飛んでいる。

取られたのだ。周りの人たちに会釈をした後、夫と顔を見合わせて爆笑してしまった。「さっき運よく買えて神様〜とか言ってたのに何このオチwwww」と笑いが止まらない。しばらくヒーヒー言った後、残ったサンドイッチ1つとエスカルゴバターを仲良く分け、今度はトンビに気をつけて食べ終えた。

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奪われる数秒前の写真がこちらになります。

とんだハプニングだったが、山歩きを再開する。比較的なだらかな道もあるけれど、階段が異様にキツくてかなりの体力を奪われた。特に戸根山前の長い急な階段が大変だった。でも楽しかった。木々のざわめきと鳥のさえずり(時々リスの鳴き声も)だけが聞こえる山を黙々と歩く、それが本当に楽しい。ただ足が少し重い。当初、大峰山まで足を伸ばそうと計画していたけれど、体力的に心配だったため無理はしないことにした。

そんなわけで下山する。空腹だったので、予定していたカフェではなく葉山ブレッドクラブに直行した。私の注文は、パンが添えられているファラフェルとフムスのサラダボウルとフレッシュレモンティー。無言で一気に食べてしまうほど美味しかった。レモンティーもこんな美味しいレモンティー初めて飲んだよってくらい美味しい。心地よい疲労感と充足感にお腹も満たされて完全に優勝した。

帰りは逗子駅までバス。バス停の前にビアパブを併設したクラフトビール醸造所Brewstars Yacht Club Hayama Brewing(ブリュースターズ ヨットクラブ 葉山 ブリューイング)があり、一杯やっている人がいて羨ましかったがお腹がいっぱいだったので諦めた。

帰宅したら、羽毛布団を片付けたりストレッチをしたり写真を選別したりなど。LINEで友達が同じ日のほぼ同じ時間に仙元山に登っていたり、二人が過去トンビの被害に遭っていたことが判明し、トンビめ……と思った。今後は、外で食べる時はまず上空を確認するところから始めたい。夜になり、夫がおもむろに自室の模様替えをし始めたのも面白かった。タフだ。風呂って洗濯して、あまちゃん、らんまん、鬼滅を見て、早めに就寝。