2023年12月7日(木)と「ナポレオン」

晴れ。今日も暖かいけど日中は風がすごく強かった。猫らの世話をした後、お茶をしながらブギウギ、あさイチ、呪術廻戦を見る。ブギウギ、とても良かった。今までで一番「ラッパと娘」が胸に響いて聴こえた。趣里さんすごいよ。呪術廻戦は今のところ絶望しかない。絶望とか言うとマリラに「絶望するって、神に背を向けることよ」と怒られてしまうけど(赤毛のアン)、私キリスト教徒じゃないしな……。家事をして、お昼を食べにいつもの気に入っているうどん屋へ。鴨汁うどんを食べた。うどんはもちもち、鴨肉は噛めば噛むほど味がするし(味がする=美味しい)お出汁も美味しくて完飲。帰宅して食後は夫がコーヒーを淹れてくれたので飲む。美味しい。

昼下がり、先日諦めた映画を観に出かける。観たのは「ナポレオン」。キューブリックが断念したナポレオン(その代わり後にバリーリンドンを撮る)、しかも監督リドリー・スコットと聞いたら観に行くしかあるまいと思って。ぽやっと観始めたら冒頭、マリー・アントワネットのギロチンシーンの容赦のなさにハッとさせられ、居住まいを正した。

一番良かったのはやはり戦闘シーン。「皇帝陛下、万歳!」と叫びながら鉄の玉の壁になって歩く人、突撃する人を見せられる。戦争は愚か、人は愚かとしか思えなくなるし虚しくなった。これは反戦映画なのだと思った。

主演二人も良い。ナポレオンのセックス下手すぎて笑ったんだけどなんか憎めなくて可愛いし戦場での有能ぶりとのギャップにキュンとなってしまうから、私はナポレオンを愛したジョセフィーヌの気持ちがわかる気がする。それくらいホアキン・フェニックスのナポレオンは魅力的だった。ヴァネッサ・カービーも良かった。一筋縄ではいかない女に説得力を持たせる演技だったと思う。

ちょっと地味だしエモーショナルなシーンもないから人を選ぶかもしれないけど、私は好きな映画だった。

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私、ホアキンの顔が好きだな……と思いながら、スーパーで買い物をして帰宅。夫の仕事が終わらないようだったのでその前に風呂ってから夕飯の支度。大根と豚バラの生姜醤油炒め、ブロッコリーおかかマヨ和え、根菜ときのこの味噌汁、ごはん。週末に向けて野菜室の食材が良い感じで減っていて気分がいい。

ラヴィット(ニューヨーク不動産)、建物探訪を見て、23時過ぎに就寝。