2024年7月1日(月)生きるということ

誕生月の始まり。色んなところから誕生月クーポンのメールが届く。とりあえず無印で何か買いたい。猫らの世話をして、あずきバーを食べながら、虎に翼、あさイチ。虎つばは、岡田将生が登場です。かっこよ……。あさイチは、子供がいない人生の生き方について。子供がいない人生を生きている人の中には多かれ少なかれ思うところがある、もしくはあったんじゃないかと思う。もちろん、ない人もいるだろうけど。

まず、子供が欲しくてもいない人、子供が欲しくなくていない人。性的マイノリティの人もいるし、とにかく様々な理由で子供がいない人がいる。それらを体系的に掘り下げて番組を作って欲しかったように思う。ただ、自分に響かなかったことがなかったわけではない。

我々夫婦は、夫が子供嫌いだし、私は子供が苦手かつ、お気持ちの薬を飲んでいて母との関係も悪かったから、そんな二人で子供を育てる自信がないし、毒母になってしまうかもしれないのが怖いという自身の弱さが理由で子供がいない。しかしこれだけ理由が揃っていても、迷いがなかったかというと嘘になる。

子供を作らないのに結婚する意味あるの?という友人の言葉や、できちゃえばなんとかなるよ大丈夫!という幼馴染の言葉に揺らいだり、子供がいて頑張っている人たちを称賛する声に自らの無価値さを思ったり(馬鹿だよね)。身体は子供を授かることができる状態にあるかもしれないのに子作りに向き合わないのはただ逃げているだけなのでは?と後ろめたさを、義両親の口から孫の話が出る度に半笑いしかできない無力さを感じたこともある。

産婦人科医の高尾美穂さんがこう言っていた。

「子供を持つことが人生の全てか?」

自分自身がどのように過ごすかで自分は幸せに生きることができるはず。パズルのピースが埋まっていないという感覚は分からなくもないけど、空いているピースがあるとすれば、それを自分で埋めていく、それが人生。これは「埋めていかなきゃいけない」ではなく、後から見たときに「ちゃんと埋まってたね」と思えるような、そんな時間と経験の積み重ねがいい。

子供はひとりの人間であって、私の不安を解消するものではない。私は自分の周りの人たちを大切にして、私なりの幸せを感じながら生きればいいのだ。

ただ、不惑とはよく言ったもので、閉経が近づき生物学的に無理になりかけの今だからこそ、先生の言葉がすんなり腹落ちしてるんだとも思う。30代の私だったら、わかっちゃいるけど……となってたかもしれない。こんな当たり前のことなのに、渦中にいると忘れてしまいがち。

先生はこんなことも言っていた。

子供がいないことを相手のせいにしないよう、自分の人生を自分で選び取るために、パートナーとはとことん話し合って欲しい。

当たり前だけどこれもそう。私の場合、夫とほとんど話し合ってこなかった。自分の迷いなど話しても無駄だろうと、ひとりモヤモヤを抱えていた。でも今日の特集を見ながら私が今までどう思っていたかを夫に話してみたら、ただ聞いてくれたし夫も自分の考えを話してくれた。おかげで気持ちが晴れような気がする。番組の内容については物足りない部分もあったが、これはもう番組と先生のおかげです。

昼のとらつばも見て岡田将生にポワワとなり(役名が頭に入ってこない)、家事をする。

夕飯は、おうち麻婆豆腐、茹でブロッコリー、きのことわかめの塩スープ、ご飯。麻婆豆腐はコウケンテツさんのレシピ。色々なレシピで麻婆豆腐を作ってきたけど、これは本当にお手軽に作れるし、辛くないから子供にも良さそう。美味しかったけど、麻婆豆腐って感じではないかもなあ。辛さが欲しい場合は一味を入れたらいいかも。

映像の世紀バタフライエフェクト「ワイマール ヒトラーを生んだ自由の国」、鬼滅の刃、本日3度目の虎に翼、FF7。世界一ともいえる自由と平等の先進国だったのにその反動でナチスが台頭するんだから皮肉すぎる。鬼滅は面白くなってきたと思ったら終わった。続きは劇場版かあ。日記を書いて、1時過ぎに就寝。