nikkiと映画の感想など

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友達と会うためにまず新宿へ向かう途中の電車でカーディガン着たのに冷房にやられ、新宿の人ごみとずっと地下街にいたせいかその閉塞感にやられ、友達の家族観にあてられ、数カ月ぶりの発作が出そうになり、久しぶりに高いヒールのサンダルで皮膚がデロンデロンに剥け、次に向かった南大沢への電車内でぐったりして途中離脱。そのまま地元へひとり帰る途中でまた反対方面の電車に乗ってしまったり。這々の体で帰宅して熱を計ったら発熱していた。外では花火がドカドカ打ち上がりヘリコプターがブンブン飛んで人々はしゃべくりたおしその騒音に発狂寸前。ひとり花火を見に行って戻ってきた夫は、メールで私が熱を出したことを知らせても自分のカップラとお茶のみ買ってくるという想像力のなさ。言わないとわからない、というのは正しいけど心がないと思う。

その前日には「インセプション」の先行上映と「借りぐらしのアリエッティ」初日。そういえば映画はそれなりに観てるのにこっちに感想書いたりしてないなーと思ったので、まとめて最近のをちょっと書いてみる。ネタバレを多少含むのでたたみます。

告白」…原作より断然おもしろいと思った。(ちなみに原作で面白いと思ったのは「馬鹿ですか」のセリフです。)というか原作の文章自体に面白みがないので映像で遊んでる映画のほうが楽しい。原作は大人の鬱憤晴らしのようだし、映画は遊んでるだけに思えるので、これを観て教育論などに思いを馳せてしまうのはどうかと思った。

アウトレイジ」…すべてのキャラが立っていてとても楽しい。終始ニヤニヤしながら観てしまった。お笑いと暴力は似ているというようなことを北野武が言っていたように思うんだけど、まさにそういう映画だった。笑っちゃうほど暴力的で笑っちゃう。すんなり加瀬亮が新しいポジションにおさまってたのは笑った。そして椎名桔平の笑顔が素晴らしく素敵だった。

ガールフレンド・エクスペリエンス」…だからソダーバーグに期待しちゃだめなんだってば!(私への伝言)

トイ・ストーリー3」…最高。1、2両方観たことがないというかピクサー映画を食わず嫌いしていたのだけど、前評判をみて観に行ったらとても良かった。起承転結がちゃんとしていてテーマもぶれてない。子供にもわかりやすいし大人もノスタルジーに浸れる。思わず泣いてしまった。とても楽しい最高の夏休み映画だと思う。

インセプション」…最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!映画が終わったあと劇場内にどよめきが起きたのは久しぶりだと思う。完全に最後には夢(映画)のなかに観客もとりこまれてしまった感じ。役者の中では特にアーサー役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットが大変素敵でございました。「キスして」シーンにはヒィーってなったし、「パラドックスだ」はこの映画の名言のひとつだと思いました。

借りぐらしのアリエッティ」…世界観や小人たちはとても素敵なのに、もったいない印象を持った。まず悪人であるところの家政婦の放り出し方はないなあと思った。悪役にもそれなりの背景を描いて欲しいし、そうでないと魅力的な悪役にならないと思うんだ…。登場人物は大事にしてほしいなあと思う。それからいくら心臓病でずっと普通の子供のように過ごせなかったという理由があったしても翔くんの人格破綻っぷりに違和感を感じた。アリエッティに「君たちは滅び行く種族なんだよフッ」って深夜のアニメに出てくるチープなキャラじゃないんだからさー!とか。原作に忠実らしいけど、ジブリ色を出してほしかったなあと思う。ジブリが好きだからこそこうして期待してしまうんだけどね。

忘れてたので追記。

セックスアンドザシティ2」…まさかの2回鑑賞!キャリーと同じタイミングで結婚したもので、2年の倦怠が妙にリアル…。あんなふうにキラキラしたいだとか一緒に過ごしたいとか思いませんが、週2回のお休みはちょっとというか結構というかかなり羨ましい…。カラオケのシーンはやっぱりテンションがあがります。わかりやすく元気をもらってしまいました。ファッションは1のほうがウェディングドレスなど派手でしたが、キャリーのカジュアル服*1は結構かわいいなーと思って調べてみましたら

ザック・ポーゼンの1万ドル(約93万円)のボールガウン・スカートに、同じくザック・ポーゼンのシルク・ジャカード・ブラウスを合わせて、 インナーにヴィンテージのジャドール・ディオールTシャツを着用したもの

ですってよ!景気がよろしくて結構なことです。

*1:マーケットに行った時に着てた