「ザ・ロストシティ」

予告で毎回笑ってしまって絶対観に行くぞと思っていたのですが、あれはよくできた予告だったんだなということがわかって笑ってしまった。でも嫌いじゃない、というかむしろ好きでした。ほどよく笑えて気楽に楽しめて、プロデューサーでもあるサンドラ・ブロックのフェアなところが垣間見えるところも好き。

賢い女性と頭空っぽで見た目だけの男性という昔とは立場逆転の設定だけど、ただ立場を逆転させただけではなくて、前者が後者に抱いていた偏見もちゃんと描いて反省を促しているところ。そして一緒に助け合う。それをこのゆるい映画でサラリとやっているのが良いですね。昔ながらの白馬の王子様は早々に退場するんですが、その退場の仕方が最高で。私は、登場人物が唐突にああいうことになると笑ってしまう癖があるので(ジャンゴのタランティーノとか)、今回もめちゃ笑ってしまいました。

役者も魅力的。今までチャニング・テイタムのことをなんとも思わない人生だったけど、真面目で一生懸命な男を好演していてすっかり好きになっちゃいました。サンドラ・ブロックは相変わらずキュートで面白いし。ブラッド・ピットはずるすぎましたね。「Why Are You So Handsome?」ってほんとそう笑。

ただ予告を超える笑いはなかったかな〜〜それはちょっと残念だったかもしれないです。

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