2022年11月15日(火)

インフルエンザの予防接種を予約していたので早めに起きた。いつものルーティン。病院に行くと、待ちなしですぐワクチンを打たれる。去年はそんなに痛くなかったのに、今年はとても痛い。先生から「痛かった?」と聞かれたので、素直に「めちゃくちゃ痛かったです」と言うと笑われた。こういう時、子供の頃は無理をして「大丈夫」とか言っていたけれど、大人になってからは痛い時は痛いと言うようにしている。何きっかけでそうなったのか忘れたけど、本当のことを言うと痛みは変わらなくても気持ちだけは楽になるような気がするのだ。

お昼は午前中のミーティングを終えた夫と町の中華屋さんへ。前々から気になっていた野菜炒めランチを食べる。シャッキリ炒められた野菜がとても美味しい。お肉もちょっと入っていて嬉しい。やっぱりこの店は何食べても美味しいねと大満足で帰宅する。

一昨日ポチったCampbell's Perfect Teaが届いたのでミルクティーを作り、ロミユニのシュトーレンでお茶。その後、床に転がったらすぐマロ(猫)が乗ってきた。床暖房で背中が、そしてお腹は猫の体温(38度)で暖かく、あっという間に眠ってしまう。目が覚めてもマロはまだお腹の上にいて、思わず「幸せだなぁ、ぼかぁ君といる時が一番幸せなんだ」と話しかけた。

夜、椹野道流さんが御祖母様とイギリス旅行に行った時のエッセイ『自己肯定感の話』を読む。御祖母様は多趣味で美意識が高いお姫様。最晩年は認知症だったそう。読みながら、どうしても母のことを考えてしまう。同じように多趣味で美意識が高く認知症になった母。お姫様ではなかったけど、努力した結果の自己肯定感の高さは同じだった。だから御祖母様に付き添った椹野さんを自分のことのように感じてしまう。先日の兄の結婚の顔合わせの際、母の支度や付き添いをした程度で疲れ果てた私なので、その大変さは比較にならないのだが。そして、母が認知症になる前にもっと一緒に過ごす時間を取ればよかったのにとか、今からでも遅くないとか、でもそれってめっちゃ大変だろうなとか、気難しい兄に相談するのもしんどいよなとか、あれこれ考えて情緒がおかしくなった。

一旦落ち着こうと風呂に入り、日記を書く。書いていたら気持ちが落ち着いてきた。日記すごい。とりあえず、今度母に会う時には、何かしたいことや行きたい場所などあるか聞いてみよう。最初から諦めるのはやめよう。そう思った。

『自己肯定感の話』はこちらで読めます。

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