水戸黄門(1978年版)


1978年版の水戸黄門をwowowで観ました。鑑賞メーターにないので今回もこっちに。水戸黄門の映画はいくつも作られており、海をわたってしまったりもしているくらいなんですが、私が観たのは、ドラマの初代水戸黄門でおなじみ東野英治郎が黄門様、他の面子もドラマと同じです。

私は子供の頃から時代劇が好きで、テレビにでている人で初めて好きになったのも「独眼竜政宗」の渡辺謙だし大河ドラマやNHK金曜時代劇は欠かさずチェック、その他にもたとえば大岡越前の再放送(今見るとかなりの人が他界しているので欝に……)を観るために高校の授業が終わると即帰宅、同じ趣味の友人と前日の放送について話したり、大学を自主休講したときはテレ東の時代劇再放送を観たりしていました。三匹が斬る影の軍団、タイトルわからないけどなんとなく観ていた時代劇(悪役は必ずアイラインが濃い)の数々。今は鬼平の再放送をなつかしく観ています。だから水戸黄門ももちろん観ているし、黄門様といえば東野英治郎

そんなわけでとても楽しく観ましたが、正直いうと映画よりドラマのほうが良いです。映画の長さにするほどの物語でもないので……。でもおなじみの彼らが動いているだけで妙に安心感があります。紋所を見せる直前の乱闘シーンで、目の前でお家の一大事が起こっているのにずっと太鼓が村人によって叩かれていたり、鬼の面を外したあとの黄門様と助さん格さんのドヤ顔、完全にシーンと静かになっているにも関わらず「しずまれしずまれぃ!」と言うところなど、完全にツボってしまいゲラゲラ笑いながら観ていました。こういう勧善懲悪系の時代劇は突込みどころが多ければ多いほど、お決まりのパターンがあればあるほど楽しいんです。キタヨキタヨーという高揚感一体感。

私が10代のころは毎日なにかしら時代劇の再放送があったのに最近はあまりないので満たされない、でもスカパーやらに登録してまで観たいというものではない、民放でやるくらいがちょうどいいのでもっと放送してほしいなあと思います。

水戸黄門(1978年版)(via:wikipedia