2022年11月8日(火)と「窓辺にて」

今日はリハビリの日。毎日スワイショウをしているからかあまりこりを感じていなかったけど、マッサージの後に電気治療もされたのはこってたということなんだろうか。リハビリの後は映画館へ。今泉監督の最新作「窓辺にて」を観る。以下ネタバレあり。

 

稲垣吾郎と今泉監督の色がうまく混ざった作品で面白かった。欲がなく素直な主人公を稲垣吾郎が地で演じていて(役作りをほとんどしなかったらしい)、納得感が強かった。「人に相談しないのは他人を見下しているから」とか、信頼することについてのくだりとか、サイコパスとか色々言われるのに特に堪えた様子でないのは、そんな主人公だからこそ。もちろん自分ってだめ奴なのかな?とは思うのだけど。そして素直な彼は色んな人との会話の末に自分を受け入れて、"完璧じゃない"パフェを頼んで終わるのがまた良い。今泉監督らしいユーモアで、クスッと笑えるラストシーンだった。

しかし登場人物みんな自分の気持ちを言葉にできていてすごいし眩しい。私はまず自分を見つめ直すところから始めないとなと思ったりした。

 

映画の後、空を見上げると皆既月食が始まっていた。最寄駅ではたくさんの人が月の写真を携帯で撮っていたけど、その画面にはぼんやりとした丸い点が写っていて和んだ。私も写真や動画を撮りまくり、カメラロールが点ばかりになってしまう。Twitterでもそんな写真ばかり並んで楽しく、みんなと同じ月を見上げたことがなんだか嬉しかった。