2022年6月21日(火)

夏至。友人Mちゃんの誕生日。日が長いのが好きだから、夏至に誕生日だなんて良いなあと思う。起きてすぐ、お祝いのメッセージを送る。夏至が来ると前の主治医のことも思い出す。夏至のあとは日が短くなる一方だから気が沈むと言っていた先生。癖は強いが患者のことをよく見てくれる人だった。お年のためにリタイアされてからお会いしたことはない。連絡先も知らない。先生にとって私はただの一患者でしかないけれど、私のとっては一番苦しい時に助けていただいた恩人なので、毎年先生の健康も祈る。

お昼は夫がどうしても食べたいメニューがあるということで、珍しく火曜日に外食ランチ。うずとかみなりで、限定のTHE 塩つけSOBAを食べてきた。麺がとにかく美味しかった。気がつくと完食完飲。大盛りにしても良かったな。大西店主が「久々にブラックやろう」とツイートしていたのもとても楽しみ。店主が作る富山ブラック、期待しかない。

食後は家に帰ってお茶。iPhoneの音楽をテレビのサウンドバーで流し、その前にニーチェアを移動してどっかり腰を下ろして岸波龍さんと武塙麻衣子さんの『往復書簡 きっとどこかへ流れつく』を読んだ。BGMは大橋トリオのBaumkuchen。5ヶ月と言わずもっともっと読みたかった。自分との対話である日記とは違う他者との対話は、ほんの少しの緊張感や風通しの良さも感じられてまた楽しい。かつて文通が趣味だったことも思い出した。私の最初の文通相手は母方の祖母だった。あれは本当に楽しかったな。またやりたいな文通。でも大変かな。 

武塙麻衣子さんの『白ねこ黒ねこ』も読む。もったいないから少しずつ読みたいのに一気に読んでしまった。前作、前前作ですっかり武塙さんのことが好きになったわけだけど、今作でその思いをさらに強くした。綴られる穏やかで豊かな日々、ハッとさせられる言葉たち。日々を生きよう、そう思わせる文章。

夜は、Podcast宇多丸さんのトップガンマーヴェリック評を聞く。うんうんそうだよねって何度も頷いたし、また観たくなった。前作のメイキングも見たいな。聞き終わって放送一覧を眺めていたらミリバニリの文字が目に入り思わず聞く。彼らについては口パクでグラミー賞を剥奪されたくらいしか知らなかったから面白かった。その流れで彼らのアルバムも聴いたら、のけぞるほど懐かしかった。そこまで聴き込んだ覚えはなかったのに、いまだに演奏まで歌えて笑ってしまう。懐かしさに思わず兄にLINEして、3時過ぎに就寝。